遺老(読み)イロウ

デジタル大辞泉 「遺老」の意味・読み・例文・類語

い‐ろう〔ヰラウ〕【遺老】

生き残っている老人
先帝に仕えた旧臣亡国の旧臣。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遺老」の意味・読み・例文・類語

い‐ろうヰラウ【遺老】

  1. 〘 名詞 〙 生き残っている老人。
    1. [初出の実例]「頽齢八十有余霜、未神聦似我王、遺老愚言君記取、一経造次不忘」(出典本朝麗藻(1010か)下・冬日陪於飛香舎聴第一皇子始読御注孝経応教詩〈菅原輔正〉)
    2. [その他の文献]〔史記‐樊酈滕灌伝賛〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「遺老」の読み・字形・画数・意味

【遺老】いろう(ゐらう)

長寿の人。〔史記、樊等伝論賛〕吾(われ)豐沛に(ゆ)き、其の老に問ひ、故(もと)の(何)・曹(参)・樊(はんくわい)・の家を、其の素にぶに、異なる哉(かな)聞く

字通「遺」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android