遺言状(読み)ユイゴンジョウ

デジタル大辞泉 「遺言状」の意味・読み・例文・類語

ゆいごん‐じょう〔‐ジヤウ〕【遺言状】

遺言を書いた文書遺言書。→遺言いごん証書
[類語]遺書書き置き遺言書遺言

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精選版 日本国語大辞典 「遺言状」の意味・読み・例文・類語

ゆいごん‐じょう‥ジャウ【遺言状】

  1. 〘 名詞 〙 遺言を書き留めた文書。遺状(ゆいじょう)。遺言書。ゆいげんじょう。
    1. [初出の実例]「右支配者、任故観密房遺言状」(出典:高野山文書‐文永一〇年(1273)閏五月四日・僧道鑁田地充文)

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世界大百科事典(旧版)内の遺言状の言及

【遺言】より

…この場合には,その後家(ごけ)か子どもたちが共同してその処分を代行するのが一般的であった。ただ,同じく未処分であっても,被相続人の遺言状(これには,処分文言の記載がない)があれば,これに基づいて遺産の配分を行い,また遺言状がなくても口頭の遺言があって,故人の生前における意思が明確なときは,これにしたがうのを慣例としていた。しかし,こうした遺言も,中世後期から江戸時代にかけて,財産の嫡子単独相続制が一般的になるにともない,しだいにその意義を失うことになる。…

※「遺言状」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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