ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「遼金塔」の意味・わかりやすい解説 遼金塔りょうきんとうLiao-jin-ta 中国,遼代の仏塔の総称。遼と金が領有していた地域で,その標識のように分布して建っている 塼築の八角十三重塔。その形式は豊麗な彫刻を施した高い基壇をもち,初層を高く造り内部に部屋はない。8面の中央に龕 (がん) を設けて仏の坐像を納め,左右に脇侍菩薩の立像を配し,その上には天蓋を造る。また各層を銅鏡で装飾し屋上に相輪を冠するなどの特徴を示す。遼陽白塔,崇興寺双塔などがその代表例である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by