( 1 )「去る」の他動詞用法「遠ざける」の意味から、さらに積極的に対象を避けたり、拒んだりする意味に転じたもので、元来同源の語。
( 2 )類語に「さく」「よく」があるが、不可避の意味を表わす場合には、「えさらず」の形で「さる」が用いられた。
( 3 )中世以降は衰えて、「さりがたし(避難)」などの形に限って用いられるようになるのに対して、「よく(よける)」「さく(さける)」は、その動作の対象を表わす語などに違いはあるものの、今日まで引き続き用いられている。
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...