避忌(読み)ヒキ

デジタル大辞泉 「避忌」の意味・読み・例文・類語

ひ‐き【避忌】

[名](スル)その物事を好ましくないとしてさけきらうこと。忌避

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精選版 日本国語大辞典 「避忌」の意味・読み・例文・類語

ひ‐き【避忌】

  1. 〘 名詞 〙 その物や事柄を不吉なこと、好ましくないこととして避けること。忌避。
    1. [初出の実例]「昔も今も通有な一種の褊狭なアカデミックの学風は、無差別的に直観そのものを軽んじ或は避忌するやうな傾向を生じて居る」(出典:ルクレチウスと科学(1929)〈寺田寅彦〉緒言)
    2. [その他の文献]〔論衡‐譏日〕

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普及版 字通 「避忌」の読み・字形・画数・意味

【避忌】ひき

忌み避ける。〔論衡日〕生人の飮には日無し。鬼には何の故に日る。~日を擇びて忌すと雖も、其れ何の補かあらん。

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