那賀郷村(読み)なかのごうむら

日本歴史地名大系 「那賀郷村」の解説

那賀郷村
なかのごうむら

[現在地名]芦辺町中野郷(なかのごう)

住吉(すみよし)村の北東に位置し、西は国分(こくぶ)村、東は諸吉(もろよし)村。中野郷ともみえ、「和名抄」に記される壱岐郡那賀郷の遺称地とされる。壱岐国分寺(島分寺)が置かれていた。国分寺の北西にある郡(こおり)井は郡の井の意とも、郡城主塩津留氏の垢離井のことともいう。村の東部に遠見岡(とおみおか)、西部に烽火所がある(壱岐名勝図誌)。正平二四年(一三六九)の壱岐神領図(壱岐史拾遺)では聖母(しようも)大明神(現勝本町)の社領九四町のうちとして「中ノ郷」とみえる。天正一二年(一五八四)松浦隆信により「中郷今宮八幡宮」の宝殿が建立されている(松浦家旧記)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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