朝日日本歴史人物事典 「那須皓」の解説
那須皓
生年:明治21.6.11(1888)
大正昭和期に活躍した農業経済学者。東京生まれ。大正6(1917)年8月東京帝国大学農科大学(東京大学農学部)助教授,11年6月東京帝国大学教授,農政学経済学第3講座担任,昭和21(1946)年6月まで在任。大正期から昭和戦前期にかけての激動する農業・農村問題の本質の解明に当たるとともに太平洋問題調査会に参画,太平洋をめぐる諸国の相互理解と平和に努力した。日本農業経済学会の発起者。昭和32年11月から36年8月まで駐インド特命全権大使。<著作>『農村問題と社会理想』『公正なる小作料』<参考文献>那須皓先生追想集編集委員会編『那須皓先生』
(今村奈良臣)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報