邯鄲師(読み)カンタンシ

デジタル大辞泉 「邯鄲師」の意味・読み・例文・類語

かんたん‐し【××鄲師】

《「邯鄲の枕」の故事から》旅館で、寝ている客の金品を盗む者。まくらさがし。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「邯鄲師」の意味・読み・例文・類語

かんたん‐し【邯鄲師】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「邯鄲の枕」から ) 旅館で宿泊客が眠っている間に、その金品を盗む者をいう、盗人仲間の隠語
    1. [初出の実例]「地方より上京せる老若男女非常に多く定て邯鄲師跋扈するならんとて」(出典:風俗画報‐二一一号(1900)東京市中の景況)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android