日本歴史地名大系 「郡上街道」の解説 郡上街道ぐじようかいどう 岐阜県:岐阜市加納町郡上街道旧中山道加納宿から現郡上郡八幡(はちまん)町を経て、現同郡白鳥(しろとり)町石徹白(いとしろ)に至る街道。多くは長良川沿いに北上し、八幡町以降は越前街道とも称する。ほぼ現在の国道一五六号に一致する。鎌倉期以降白山参詣道として往来が盛んであった。道筋は中山道加納宿から北に分岐して岐阜町方面に向かい、小熊(おぐま)村の北から東進し、北一色(きたいつしき)・芥見(あくたみ)、小屋名(おやな)(現関市)、上有知(こうずち)・立花(たちばな)(現美濃市)に至り、長良川両岸の二つの道に分れる。おもに右岸の須原(すわら)(現同上)、木尾(こんの)・根(ね)村・下田高原(しもだこうはら)(現郡上郡美並村)を経て、苅安(かりやす)(現同上)で左岸の道と合流する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報