郡原(読み)こおりはら

日本歴史地名大系 「郡原」の解説

郡原
こおりはら

土成町郡付近に比定される国衙領。正平一六年(一三六一)四月一日の出雲守時有奉寄進状(菅生家文書)に「阿波国郡原国衙分」とあり、郡原国衙分を八幡宮(現東祖谷山村菅生)に寄進し、同宮の神事などの執行を菅生四郎左衛門尉に命じている。菅生氏は祖谷いや菅生すげおい(現同上)本拠とした在地武士で、当時は南朝方に属していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android