部民制(読み)ベミンセイ

デジタル大辞泉 「部民制」の意味・読み・例文・類語

べみん‐せい【部民制】

大和政権による民衆統治制度。朝廷皇室豪族に隷属して奉仕・貢納する人々をとして編成したもの。特定職能をもって朝廷に仕えた品部しなべ、皇室や皇族の私有民だった名代なしろ子代こしろ、豪族の私有民だった部曲かきべに大別される。律令制導入に伴い廃止された。

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関連語 名代 品部 子代

日本大百科全書(ニッポニカ) 「部民制」の意味・わかりやすい解説

部民制
べみんせい

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