郷部村(読み)ごうぶむら

日本歴史地名大系 「郷部村」の解説

郷部村
ごうぶむら

[現在地名]成田市郷部・中台なかだい三―六丁目・加良部からべ一―六丁目・美郷台みさとだい一―三丁目

成田村の西に位置し、西は山口やまぐち村。地名は古代に埴生はぶ山方やまかた郷の郷司が住んでいたことに由来するという(郷部村誌)。寛永一一年(一六三四)の年貢割付状(郷部区有文書)埴生領郷部村とある。佐倉藩領。元禄郷帳では高二二九石余。ほかに享保一六年(一七三一)検地で高請された切添新田一九石余があり、幕府領。寛延二年(一七四九)の佐倉藩領村高覚によれば、小物成として夫役永六六八文余・栗代永一貫一〇九文・山銭鐚一貫二〇九文・新山銭鐚四七一文・野銭永一貫九八〇文があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android