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都市ゲリラ としゲリラ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

都市ゲリラ
としゲリラ

都市を舞台とするゲリラ。さまざまなゲリラ戦のなかでも中心的な戦術である。都市とくに大都市には人口が集中し,交通,通信,水道,ガス,電気など種々の公共施設に大幅に依存して生活しており,ゲリラの対象とされやすい。また,中心的都市には,政治,経済,文化など国の諸機構の中枢部分が集っている場合が多く,さらにゲリラと一般民衆との区別が困難なうえに,潜伏場所も多い。小数のゲリラによる暗殺,爆破,占拠,妨害,襲撃,攪乱,誘拐などは,都市機能をマヒさせるだけでなく,政治的,社会的に大きな混乱を引起すことが可能である。都市ゲリラは,ベトナム戦争時のサイゴン,1970~80年代のラテンアメリカ諸都市において盛んに活動した。都市化現象の進行につれ,都市ゲリラはこれまでのゲリラ史を一変させる戦術となった感がある。近年のアイルランド共和軍 IRAなどによるテロ事件の続発は先進諸国においても例外ではないことを示している。

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