占拠(読み)センキョ

精選版 日本国語大辞典 「占拠」の意味・読み・例文・類語

せん‐きょ【占拠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一定の場所を占有すること。一定の場所にたてこもり、他人がはいるのを拒むこと。
    1. [初出の実例]「総ての住家其他の建物又は其或る部分の受取、明渡、使用、占拠若くは修繕に関し」(出典:民事訴訟法(明治二三年)(1890)五〇二条)
    2. 「恐らくこの桜は、病院が建てられる遙か前からここを占拠してゐたのであらう」(出典:故旧忘れ得べき(1935‐36)〈高見順〉二)
    3. [その他の文献]〔宋史‐吐蕃伝〕
  3. 特に、他国を武力で圧伏して、その領土を支配下に置くこと。占領。
    1. [初出の実例]「一時敵に因て佔拠せられ」(出典:万国公法(1868)〈西周訳〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「占拠」の読み・字形・画数・意味

【占拠】せんきよ

拠有する。

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