都市機能(読み)としきのう(英語表記)urban function

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「都市機能」の意味・わかりやすい解説

都市機能
としきのう
urban function

都市が社会生活上に果す働きで,2次,3次産業機能が主である。一般に都市を機能上から分類すると,生産都市交易都市消費都市の3つに大別できる。生産都市は工鉱業,水産業を主とし,交易都市は商業交通,消費都市は政治軍事学術宗教,観光,休養などの機能を主としている。各国首都や大都市には,これらの諸機能を兼ねそなえた例が多い。これに対して地方都市の多くは,それぞれの地域社会の核心であるが,都市機能の発達は不十分である。また大都市や大都市の周辺に発達する衛星都市は,その機能が母市に依存して成立している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android