生産都市(読み)セイサントシ

デジタル大辞泉 「生産都市」の意味・読み・例文・類語

せいさん‐とし【生産都市】

工業鉱業のような生産活動が、都市機能中心になっている都市工業都市炭鉱都市鉱山都市など。→消費都市

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精選版 日本国語大辞典 「生産都市」の意味・読み・例文・類語

せいさん‐とし【生産都市】

  1. 〘 名詞 〙 生産活動が活発な都市。産業の盛んな都市。消費都市に対して用いる語。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「生産都市」の意味・わかりやすい解説

生産都市
せいさんとし

都市機能なか鉱工業のような生産的な機能が中心となっている都市をいう。政治中心地市場町のように生産的な機能が少なく消費人口の多い消費都市に対する語。産業革命前にも、外部分業による中小規模の企業集団からなる生産都市はみられるが、多くは産業革命後の急激な工業化によって出現をみた。

沢田 清]

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世界大百科事典(旧版)内の生産都市の言及

【都市】より


[都市の機能分化]
 都市の増加につれて,都市機能の中で都市の特徴となるものが現れ,分業的な機能分担が次のように行われるようになった。(1)生産都市 工業製品を生産する工業都市,鉱産物を生産する鉱業都市,水産業と水産加工業に卓越する水産都市,林産物(木材の生産と加工)に特徴のある林業都市の4種がある。原料物資の流入,製品の流出が特徴である。…

※「生産都市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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