鄂隠慧奯(読み)がくいん えかつ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鄂隠慧奯」の解説

鄂隠慧奯 がくいん-えかつ

1366-1425 南北朝-室町時代の僧。
貞治(じょうじ)5=正平(しょうへい)21年生まれ。臨済(りんざい)宗の絶海中津にしたがって出家。明(みん)(中国)で10年修行し,帰国後,絶海の法をつぐ。応永21年鹿苑院(ろくおんいん)塔主(たっす)に任じられ,のち天竜寺住持もかねた。将軍足利義持と不和になり,土佐(高知県)の吸江庵(ぎゅうこうあん)に隠退。応永32年2月18日死去。60歳。筑後(ちくご)(福岡県)出身。諡号(しごう)は仏慧正続国師。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android