酉谷寺(読み)ゆうこくじ

日本歴史地名大系 「酉谷寺」の解説

酉谷寺
ゆうこくじ

[現在地名]下関市南部町

紅石べにいし山の西方に位置する。浄土宗で深水山と号し、本尊阿弥陀如来

寺伝によれば、開山は忠誉一徳で、堀立壱岐守(赤間関の町奉行)が忠誉の徳を慕って景勝の地を献上し、天正四年(一五七六)この地に一宇を建立した。

引接いんじよう寺からみて酉の方向にあたることから酉谷寺と称したともいわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android