配軍(読み)はいぐん

精選版 日本国語大辞典 「配軍」の意味・読み・例文・類語

はい‐ぐん【配軍】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 軍勢を配置すること。〔新撰字解(1872)〕
  3. 特に、中国で流刑者を軍勢として配置すること。また、その部隊
    1. [初出の実例]「一語相歓利断金、配軍到今識君心」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)前)
    2. [その他の文献]〔洪邁‐夷堅支癸・東流道人〕

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普及版 字通 「配軍」の読み・字形・画数・意味

【配軍】はいぐん

流人防人

字通「配」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の配軍の言及

【刑罰】より

…宋初には徒刑と流刑を杖刑に読み替える折杖法(せつじようほう)が行われた。また死一等を減じる場合に,配軍(また配隷,配流),編管という無期刑が用いられるようになった。配軍は廂軍(しようぐん)と称された地方の軍隊に編入するもので,顔面への入墨である刺字と不刺字との別があった。…

※「配軍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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