酒井忠挙(読み)さかい ただたか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「酒井忠挙」の解説

酒井忠挙 さかい-ただたか

1648-1720 江戸時代前期-中期大名
慶安元年3月7日生まれ。酒井忠清長男天和(てんな)元年上野(こうずけ)前橋藩主酒井家5代となる。奏者番,寺社奉行藩体制を整備し,藩校好古堂・求知堂を創設し,「前橋風土記」を編集した。享保(きょうほう)5年11月13日死去。73歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の酒井忠挙の言及

【前橋藩】より

…上野国(群馬県)前橋城に藩庁をおいた譜代中藩。城は戦国末期に上杉氏の関東進出の拠点であった。1590年(天正18)徳川家康の関東入国に伴い,その側近平岩親吉が甲斐御嶽衆を率いて入封,立藩した(3万3000石)。在城11年に及ぶが治績は不詳。ついで1601年(慶長6)武蔵川越から酒井重忠が封ぜられ(3万3000石),以後酒井氏の治政が9代150年間続いた。酒井氏は徳川氏と同祖と伝える名門である。重忠の子忠世,その孫忠清はともに老中,大老となって創業期の幕閣に重きをなしたが,とくに忠清は将軍家綱の治政に独裁的権勢を振るい,下馬将軍といわれた。…

※「酒井忠挙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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