最新 地学事典 「酸素極小層」の解説
さんそきょくしょうそう
酸素極小層
oxygen minimum layer
海水中の溶存酸素の鉛直分布プロファイルに現れる極小層。水塊とともに移動する有機物の分解による酸素消費(海水の年齢と関係)と,表層(有光層)から沈降する有機物の分解による酸素消費という二つの要素で深度などが規定される。現在の海洋では1,000~2,500m程度の深度に発達する。溶存酸素極小層の内部ではマンガンは2価の溶存態で,下方の酸素に富む海水と混合される場所で4価となり,粒子として沈降するといわれている。
執筆者:中尾 征三
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

