釈迦念仏(読み)シャカネンブツ

デジタル大辞泉 「釈迦念仏」の意味・読み・例文・類語

しゃか‐ねんぶつ【×迦念仏】

南無なむ釈迦牟尼むに仏」と唱和する念仏法会。京都大報恩寺(俗称、千本釈迦堂)において、毎年陰暦2月に行われた遺教経会ゆいきょうぎょうえ大念仏が有名。→千本せんぼん念仏
真言宗で、涅槃会ねはんえ釈迦牟尼仏の名を唱えること。

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精選版 日本国語大辞典 「釈迦念仏」の意味・読み・例文・類語

しゃか‐ねんぶつ【釈迦念仏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 貞慶唐招提寺で行なった釈迦大念仏会。以後、南都律寺で行なわれ、広く流行したが、京都市上京区溝前町の大報恩寺(通称千本釈迦堂)でも毎年二月に行なわれるようになった。千本の釈迦念仏。千本念仏
    1. [初出の実例]「千本の釈迦念仏は、文永の比(ころ)、如輪上人、これをはじめられけり」(出典徒然草(1331頃)二二八)
  3. 真言宗で、常楽会(じょうらくえ)に釈迦牟尼仏の名を譜曲によってとなえること。

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