里中(読み)さとなか

精選版 日本国語大辞典 「里中」の意味・読み・例文・類語

さと‐なか【里中】

  1. 〘 名詞 〙 村里の中。人里の中。さとぬち。
    1. [初出の実例]「里中(さとなか)に鳴くなる鶏(かけ)の呼び立てていたくは鳴かぬ隠妻(こもりづま)はも」(出典万葉集(8C後)一一・二八〇三)

さと‐ぬち【里中】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さとのうち」の変化した語 ) 村里の中。さとなか

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android