野々井村(読み)ののいむら

日本歴史地名大系 「野々井村」の解説

野々井村
ののいむら

[現在地名]取手市野々井

北相馬台地南縁の純農村。南は利根川、西は米野井こめのい村。「廿三町村沿革」によれば寛永一七年(一六四〇)より下総佐倉藩領、寛文七年(一六六七)天領、同八年より酒井忠挙領、天和元年(一六八一)天領、同二年より下総関宿藩領、延享四年(一七四七)より徳川三卿の田安家領となって明治に至る。なお「寛文朱印留」によれば堀田正盛の三男正俊(のち古河藩主)領地。享保一〇年(一七二五)の相馬郡守谷領人別家数留帳(斎藤一彦文書)によれば家数九〇・人口四二七。

野々井村
ののいむら

[現在地名]堺市野々井・桃山台ももやまだい二―三丁・赤坂台あかさかだい二―三丁・同六丁

菱木ひしき村の南に位置し、村のほぼ中央を和田わだ川が北西流する。大鳥郡に属する。村内には二本木山にほんぎやま古墳古墳時代から中世にかけての複合遺跡野々井遺跡がある。慶長一〇年(一六〇五)和泉国絵図には「のゝい村」とみえ高三七〇石余。元文年中改和泉国四郡郷村高帳では四〇九石余となり以降変化なく幕末に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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