野付岬(読み)のつけみさき

日本歴史地名大系 「野付岬」の解説

野付岬
のつけみさき

野付半島の先端部の呼称野付崎ともいう。だが同半島の本来の先端はより西方ノツエト岬で、ノテット岬(現ノテット島)ともいわれた。その近くにあったヤウンノツ島(現ヤウンノウ島)もともに海没している。海没の時期は明治に入ってからか。「観国録」には「ノツケノ形勢概略マヅ鉤形ノ如シ(中略)岬頭ヲオウアミト称ス。コレ鉤ノ屈曲セル尽頭ナリ」とあり、オウアミ岬と称されていた(安政三年八月二四日条)。「蝦夷日誌」(一編)などには「ノツケ岬」とみえる。また島「入北記」にみえる「キイマキの岬」も当岬をさすか(安政四年八月一二日条)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む