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野付崎 のつけさき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

野付崎
のつけさき

北海道東部,根室海峡に突出する半島状の分岐砂嘴野付半島とも呼ばれる。全長 28km。知床半島根室半島のほぼ中間に位置する大規模なもので,その大部分は草原湿地帯からなる。内側に野付湾をいだき,10以上の砂嘴が分岐している。夏季ハマナスエゾキスゲの開花期には観光客が訪れ,牛馬の放牧も行なわれる。1962年野付風蓮道立自然公園に指定。2005年,野付湾とともにラムサール条約に登録された。

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百科事典マイペディアの解説

野付崎【のつけざき】

北海道東端部,根室半島知床半島の中間にある小半島先端野付水道を隔てて国後(くなしり)島に対する。長さ約28kmの分岐砂嘴(さし)上にあり,先端は南へ湾曲し野付湾をかかえる。
→関連項目根室海峡野付半島別海[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

のつけさき【野付崎】

北海道東部,根室海峡中部の野付水道に突出する砂嘴(さし)。先端が複雑に分かれた典型的な分岐砂嘴で,基部から先端まで約28km,最狭部の幅130m,標高6m以下。野付半島ともいい,先端部が狭義の野付崎である。標津(しべつ)市街地の南方から南東方向に延び,灯台のある竜神崎から西方向に屈曲して尾岱沼おだいとう)(野付湾)を抱き,湾内に12ヵ所の分枝を突き出している。湾側にミズナラダケカンバの森,竜神崎付近にセンダイハギ,ワタスゲの群落がみられるが,大半は草原か湿原で,ところどころにエゾマツトドマツ立枯れがある荒涼たる景観を呈する。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕野付崎(のつけさき)


北海道の東岸から根室(ねむろ)海峡に28km突き出た半島状の分岐砂嘴(さし)。砂嘴は湿地・草原で、ハマナス群落や原生花園、枯れ木の林立するトドワラの奇観で知られる。内側の野付湾では打瀬(うたせ)舟によるエビ漁が行われる。夏季には尾岱沼(おだいとう)港より遊覧船運航

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

野付崎
のつけさき

北海道東部で根室(ねむろ)海峡に突出する砂嘴(さし)。日本の代表的な分岐砂嘴で、西岸の野付湾に向かって多くの分枝を出している。基部の標津(しべつ)町ポンノウシから南東方向に延び先端の野付岬まで約28キロメートル、標高6メートル以下、幅はもっとも狭い所で130メートル。砂嘴の大部分は草原と湿原で占められるが、ミズナラやダケカンバの疎林もあり、先端部に近い分岐砂嘴にトドマツが立ち枯れた風景が奇観を呈するトドワラ(トド原)がある。基部から竜神(りゅうじん)崎までは自動車道路があるが、観光シーズンの夏期には不定期航路が尾岱沼(おだいとう)集落とトドワラを結ぶ。野付風蓮(ふうれん)道立自然公園の一部。なお、野付半島は野付湾とともに2005年(平成17)に、ラムサール条約登録湿地となった。[進藤賢一]

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