野幌(読み)のっぽろ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「野幌」の意味・わかりやすい解説

野幌
のっぽろ

北海道中西部,江別市南部を占める地区地名アイヌ語のヌポロペツ(野中の川の意)に由来。洪積層台地の野幌丘陵上に,1885年屯田兵村が設けられ集落発展鋼板窯業などの工業立地。道営大麻団地が造成されるなど札幌市の郊外住宅地化が進行した。また,付近には野幌森林公園道立自然公園がある。

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世界大百科事典(旧版)内の野幌の言及

【江別[市]】より

…1871年(明治4)以降入植者があったが,現在の中心市街地に屯田兵村の設置された78年に江別村となり,開拓の本格的な進展をみた。90年その南西野幌(のつぽろ)への北越殖民社による新潟県人の入植も重要であった。91年以降野幌で行われている煉瓦製造は北海道開発に貢献するところが大きかったが,近年はコンクリートに押され,セラミックブロック,農業用土管などに変わってきている。…

※「野幌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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