野服(読み)ノフク

デジタル大辞泉 「野服」の意味・読み・例文・類語

の‐ふく【野服】

遠出旅行などのとき着用した衣服野袴のばかま打裂羽織ぶっさきばおりなどの類。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野服」の意味・読み・例文・類語

や‐ふく【野服】

  1. 〘 名詞 〙 野人の着る服。野に出る時に着る衣服。野良着(のらぎ)。粗末な服。のふく。
    1. [初出の実例]「忽抛野服愁涙、更着朝衣老身」(出典本朝麗藻(1010か)下・除名之後初復三品〈藤原有国〉)
    2. [その他の文献]〔礼記‐郊特牲〕

の‐ふく【野服】

  1. 〘 名詞 〙 遠出・旅行などの時に用いた衣服。野袴(のばかま)打裂(ぶっさき)羽織など。やふく。
    1. [初出の実例]「琴を聞する夜のあさがほ〈沾蓬〉 馬を下りて野服をかいとる秋の露〈露荷〉」(出典:俳諧・句餞別(1744))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android