野村吉哉(読み)ノムラ ヨシヤ

20世紀日本人名事典 「野村吉哉」の解説

野村 吉哉
ノムラ ヨシヤ

大正・昭和期の詩人,童話作家



生年
明治34(1901)年11月15日

没年
昭和15(1940)年8月29日

出生地
京都市

経歴
叔父に従って東京、満州転住染物屋や玩具店の小僧をしながら大正末期から詩作を始めた。ダダイスム詩運動に参加、「ダムダム」「感覚革命」「新興文学」などに詩、評論などを寄稿。晩年「童話時代」を刊行主宰した。詩集「星の音楽」「三角形太陽」などがある。没後童話集「柿の木のある家」(昭16)、評論集「童話文学の問題」(昭18)などが刊行された。放浪時代の林芙美子と親しかった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村吉哉」の解説

野村吉哉 のむら-よしや

1901-1940 昭和時代前期の詩人。
明治34年11月15日生まれ。染物屋,印刷屋などではたらきながら詩をつくる。雑誌「新興文学」「世界詩人」などに現代社会を風刺した詩や評論を発表した。のち,雑誌「童話時代」を創刊,児童文学に専念した。昭和15年8月29日死去。40歳。京都出身。詩集に「星の音楽」「三角形の太陽」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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