野村文挙(読み)ノムラ ブンキョ

20世紀日本人名事典 「野村文挙」の解説

野村 文挙
ノムラ ブンキョ

明治期の日本画家



生年
嘉永7年11月11日(1854年)

没年
明治44(1911)年1月25日

出生地
京都

別名
号=石泉

経歴
四条派に属す。はじめ梅川東挙に学び、のち塩川文麟森寛斎師事京都府画学校学習院教鞭をとった。明治31年川端玉章、荒木寛畝らと日本画会を創設、41年文展審査員となる。山水画を得意とした。代表作に「月下渓流図」。また「和洋画手本」「日本画帖」を編纂した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村文挙」の解説

野村文挙 のむら-ぶんきょ

1854-1911 明治時代の日本画家。
嘉永(かえい)7年11月11日生まれ。塩川文麟(ぶんりん),森寛斎らにまなび,山水画を得意とした。京都府画学校や学習院でおしえ,のち日本画会の結成に参加した。明治44年1月24日死去。58歳。京都出身。字(あざな)は子融。号は石泉。作品に「月下渓流図」「耶馬渓(やばけい)・松島」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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