精選版 日本国語大辞典 「野村篁園」の意味・読み・例文・類語 のむら‐こうえん【野村篁園】 江戸中・後期の儒者、漢詩人。名は直温(なおはる)。字は君玉。別号静宜軒。大坂の人。昌平黌教授方となり、晩年は浜松藩儒官をつとめた。古賀精里に学び、官学派詩人の中心として、填詞(てんし)をよくした。著に「静宜集」「採花集」など。安永四~天保一四年(一七七五‐一八四三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村篁園」の解説 野村篁園 のむら-こうえん 1775-1843 江戸時代後期の漢詩人。安永4年生まれ。幕臣。古賀精里(せいり)にまなび,のち昌平黌(しょうへいこう)でおしえ,天保(てんぽう)3年幕府儒官となる。江戸時代最高の填詞(てんし)作家といわれる。古賀侗庵(どうあん),小島蕉園(しょうえん)らと詩社をむすんだ。天保14年6月29日死去。69歳。名は直温(なおはる)。字(あざな)は君玉。通称は兵蔵。別号に静宜軒。詩集に「篁園先生詩集」「採花集」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例