デジタル大辞泉 「野立て」の意味・読み・例文・類語 の‐だて【野立て】 1 貴人が野外で駕籠かごなどを立ててしばらく休むこと。のだち。2 大演習などで野外に設けた天皇の休息所。御野立所。のだち。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「野立て」の意味・読み・例文・類語 の‐だて【野立・野点】 〘 名詞 〙① 天皇や貴人が野外で休息し展望すること。また、その場所。[初出の実例]「御順路の日割によると、六月二十六日鳥居峠御野立(ノダテ)」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)② 田野に立てること。[初出の実例]「雑誌・ポスター・広告塔・PR映画・野立広告と取扱い種目がふえ」(出典:欲望の媒体(1962)〈邦光史郎〉二)③ ( 野点 ) 野外で茶をたてること。また、その茶の湯。野掛(のがけ)。[初出の実例]「茶室、野立て、釜もどこかでかかってゐて、まはりきれないほどだ」(出典:古都(1962)〈川端康成〉北山杉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例