野萱村(読み)のがやむら

日本歴史地名大系 「野萱村」の解説

野萱村
のがやむら

[現在地名]赤来町野萱

小田おだ村の北西にあり、南は上来島かみきじま村、北と西は下来島村。村の西寄りを来島川が北流する。北東頓原とんばら(現頓原町)との境に琴引ことびき(一〇一三・六メートル)があり、弥山みせんともよばれ中世末までは真言の聖地として四二坊の堂宇が存在したという。江戸初期には小田村真木まき村とともに中来島村を構成し、寛文(一六六一―七三)頃に分村したとされる(郡村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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