野鉄砲(読み)ノデッポウ

デジタル大辞泉 「野鉄砲」の意味・読み・例文・類語

の‐でっぽう〔‐デツパウ〕【野鉄砲】

[名・形動ナリ]
目当てもなくむやみに鉄砲を撃つこと。
「―打ちしも当たらねばこそあれ」〈浮・諸艶大鑑・五〉
でまかせを言うこと。また、そのようなさまや、その言葉
土器坂かはらけざかの喜作とて、―な親仁おやぢありけり」〈教訓雑長持・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「野鉄砲」の意味・読み・例文・類語

の‐でっぽう‥デッパウ【野鉄砲】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 目当てもなく鉄砲をうつこと。考えもなくむやみに鉄砲をうつこと。
    1. [初出の実例]「のでっぽうの目あてもなく、ぬるっこき犬の石礫をひつかむに似申たごとく」(出典:俳諧・やつこはいかい(1667))
  3. ( 形動 ) 転じて、出まかせの言動。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「今はむかしの物がたり乃〈略〉野鉄炮(ノデッバウ)の高咄(たかはなし)」(出典浮世草子・宗祇諸国物語(1685)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む