野鳥の森

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

野鳥の森

91年5月にオープン。京都府との府県境に近い、奈良市北部の閑静な住宅街の中にある。ネットが張られた約2220平方メートルのバードケージ内には小川や池が整備され、11種計約200羽の鳥が放たれている。開園当初は年間3万人が訪れていたが、来場者数は徐々に減少し、鳥インフルエンザが問題となった04年度は4千人台にまで落ち込んだ。05年度は4688人だったが、廃園危機が報じられてからは06年度7688人、07年度1万1115人と増加傾向にある。

(2008-09-10 朝日新聞 朝刊 奈良全県 1地方)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

野鳥の森
やちょうのもり

鳥獣保護対策の一環として、広く国民に野鳥保護の思想を普及させることを目的に整備された森林。自然保護を基調に多くの野鳥がすめる環境を保全維持することによって、人々に潤いと和みをもたらし、さらには農林業の振興にも役だたせるため、環境庁(現環境省)の管轄で1972年(昭和47)に国有林を利用して、北海道上川郡美瑛(びえい)町白金、青森県十和田(とわだ)市蔦(つた)、長野県軽井沢町、宮崎県霧島高原御池の4か所に国設の野鳥の森が整備された。このほかに日本野鳥の会が整備した北海道苫小牧(とまこまい)市のウトナイ湖サンクチュアリや、各県が整備した県設の野鳥の森(18か所)がある。また市町村や民間で整備された野鳥の森も数十か所に及ぶ。[沢 史生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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