金仙(読み)きんせん

精選版 日本国語大辞典 「金仙」の意味・読み・例文・類語

きん‐せん【金仙】

[一] 仏陀別称ほとけ。こんせん。
※三教指帰(797頃)下「金仙一乗法、義益最幽深」
駿台雑話(1732)四「千年以来金仙を尊てかく成たる風俗の後に出て京の大仏を鋳て銭とし」 〔岑参‐登総持閣〕
[二] 過去七仏の第五、拘那含牟尼仏(くなごんむにぶつ)のこと。

こん‐せん【金仙】

仏陀の別称。きんせん
浄瑠璃・愛護若塒箱(1715頃)四「愛護並びに鳰照姫が蘇生の効験ならしめ給へ。帰命。頂礼金仙氏(コンセンし)」 〔釈氏稽古略‐四〕

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デジタル大辞泉 「金仙」の意味・読み・例文・類語

こん‐せん【金仙】

仏陀ぶつだのこと。また、釈迦しゃかのこと。

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普及版 字通 「金仙」の読み・字形・画数・意味

【金仙】きんせん

神仙

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