金剛寺貝塚（読み）こんごうじかいづか

日本歴史地名大系 「金剛寺貝塚」の解説

金剛寺貝塚
こんごうじかいづか

[現在地名]名取市高館川上 金剛寺

箕輪（みのわ）丘陵にある縄文時代後・晩期の貝塚。標高約五〇メートル、現海岸線までの距離一二キロ。東へ向かって張出した台地の基部・南北両斜面に貝層が形成される。貝種はシジミを主体とし、ほかにアサリ、ハマグリなどの鹹水産の貝がわずかにまじる。以前は北斜面の貝層を金剛寺貝塚、南斜面の貝層を金剛寺西貝塚とよんで別々の遺跡とされていたが、現在は同一遺跡内における貝層形成地点の相違と理解されている。昭和二一年（一九四六）から二二年にかけて北斜面の貝層を対象とした発掘調査が行われた。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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