金剛輪寺跡(読み)こんごうりんじあと

日本歴史地名大系 「金剛輪寺跡」の解説

金剛輪寺跡
こんごうりんじあと

杜本神社の宮寺で、古義真言宗。十六山安養院と号し、推古天皇の祈願聖徳太子開基と伝える(和漢三才図会)。正平三年の後村上天皇綸旨によると、摂津国葺屋ふきや(現神戸市葺合区)の下司職が「駒谷安養寺」に寄進されている。また、同四年と考えられる一一月一二日の後村上天皇綸旨(金剛輪寺文書)により、安養寺から金剛輪寺への改号が許された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android