金勝山石英閃緑岩(読み)きんしょうざんせきえいせんりょくがん

最新 地学事典 「金勝山石英閃緑岩」の解説

きんしょうざんせきえいせんりょくがん
金勝山石英閃緑岩

Kinshozan quartz diorite

埼玉県大里郡寄居町〜比企郡小川町にまたがり,金勝山を中心に東西9km,南北約2kmにわたって4つの孤立した岩体として分布する石英閃緑岩。4つの岩体は御荷鉾緑色岩の上位にナップをなすと考えられるが,ナップ境界の低角度断層露頭は知られていない。北縁と南縁は西北西走向の断層でおのおの古第三系寄居層および白亜系跡倉層(栃谷層)と接する。寄居地域の金勝山石英閃緑岩と対比できる石英閃緑岩は下仁田地域の川井山石英閃緑岩,皆野町金沢の採石場の金沢石英閃緑岩が知られ,これらは金勝山石英閃緑岩として統一される。ジルコンU-Pb年代は,281.5Ma(小川),277.1Ma(下仁田)。ペルム紀の年代とSr同位体比初生値が南部北上帯に分布するペルム系薄衣礫岩中の花崗岩礫と一致すること,跡倉ナップ構成岩類に120〜100Maの高温型変成岩−花崗岩複合岩体が見られ,それらが阿武隈帯に対比され,東北日本の構成要素が領家帯と三波川帯の間に挟まれて分布していたと考えられる。参考文献高木秀雄ほか(1989) 地質雑,Vol. 95: 663

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参照項目:金勝山ナップ

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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