金原郷(読み)かなばらごう

日本歴史地名大系 「金原郷」の解説

金原郷
かなばらごう

千田ちだ庄に属し、現金原・安久山あぐやま辺りに比定される。在地領主は千葉氏系の金原氏。神代本千葉系図は鴨根常房系の一族として金原氏を載せ、金原庄司常義・同庄司盛常・同次郎清胤と継いでいる。以降当郷付近は千葉氏系金原氏の勢力下に属し、郷内の安久山(現円静寺)別当職も同氏が支配・継承していた。同系図には金原次郎清胤の子息に安久山別当明円(僧治部)があげられ、常瑜(大夫僧都)・覚瑜(民部阿)と継いでいる。元徳三年(一三三一)九月四日の千葉胤貞譲状(中山法華経寺文書)千田庄「金原郷内田地五段、在家壱宇」とあり、当郷内の田地・在家が胤貞によって養子である大阿闍梨日祐に安久山堂免として譲与されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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