金基鎮(読み)きんきちん(その他表記)Kim Ki-chin

改訂新版 世界大百科事典 「金基鎮」の意味・わかりやすい解説

金基鎮 (きんきちん)
Kim Ki-chin
生没年:1903-85

朝鮮の文学者。忠清北道生れ。エッセー,詩,評論,小説の各分野で活躍。培材高等普通学校を経て1920年渡日,立教大学予科に学ぶ。滞日中,麻生久らを通じて階級的視点にめざめていく。23年帰国し3号から《白潮》同人。同年9~10月《開闢(かいびやく)》に〈クラルテ運動の世界化〉を連載,これをもって朝鮮のプロレタリア文学が発足したとされる。日帝末期に対日協力したかどで,朝鮮戦争中にいわゆる人民裁判にかけられたが九死に一生を得る。解放後は報道・福祉関係の仕事に従事するかたわら,《思想界》等に小説を執筆した。
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367日誕生日大事典 「金基鎮」の解説

金基鎮 (きん きちん)

生年月日:1903年6月29日
朝鮮民主主義人民共和国の詩人小説家・評論家
1985年没

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