金山らく(読み)カナヤマ ラク

20世紀日本人名事典 「金山らく」の解説

金山 らく
カナヤマ ラク

昭和期の女性 日本初の女性理学士。



生年
明治21(1888)年

没年
昭和52(1977)年1月7日

旧姓(旧名)
牧田

学歴〔年〕
東北帝国大学

経歴
東京女子高等師範学校卒業したのち、大正2年女子の入学を認めた東北帝国大学に進学。5年には日本では初となる女性理学士となった。8年官展作家として知られた洋画家金山平三と結婚。官展を去って孤高の画家として活動する夫を支え続けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴 旧名

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金山らく」の解説

金山らく かなやま-らく

1888-1977 昭和時代の女性。
明治21年生まれ。東京女高師(現お茶の水女子大)を卒業,大正2年はじめて女性の入学をみとめた東北帝大に入学,5年日本初の女性理学士となる。洋画家金山平三と結婚した。昭和52年1月7日死去。89歳。旧姓は牧田。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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