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金打歩政策(読み)きんうちぶせいさく(英語表記)gold premium policy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金打歩政策
きんうちぶせいさく
gold premium policy

金銀複本位制または跛行本位制度下にあって,金への銀行券兌換請求に対しては一定の打歩 (プレミアム) を課する政策。歴史的にみてこの政策を実行したのは,19世紀末~20世紀初めのフランス銀行のみであった。当時フランスは跛行本位制下にあり,フランス銀行は金準備を擁護するため銀への兌換には無制限に応じたが,金の国外流出のおそれのある場合には一定率のプレミアムを課した。この政策はイギリス,ドイツなどの正統的な割引歩合政策と著しく対照的であったため,ドイツ人はこれを「金打歩政策」と呼んだ。しかし,1928年にフランスも金地金本位制に移行し,以後金打歩政策も打切られるにいたった。

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百科事典マイペディアの解説

金打歩政策【きんうちぶせいさく】

金銀複本位制度または跛行(はこう)本位制を採用している場合,金価格が騰貴するか銀価格が下落すると金兌換(だかん)の請求が多くなり,中央銀行の金準備が不足する。これを防ぐために中央銀行が金兌換を請求する者に金価格の値増し(打歩)を要求して金準備を守る政策。

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