跛行(読み)ハコウ

デジタル大辞泉の解説

は‐こう〔‐カウ〕【×跛行】

[名](スル)
片足をひきずるようにして歩くこと。
つりあいのとれていない状態のまま、物事が進行していくこと。「景気の跛行状態」

ひ‐こう〔‐カウ〕【×跛行】

はこう(跛行)

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世界大百科事典 第2版の解説

はこう【跛行 claudication】

跛行とは歩行異常の一種をいい,俗に〈びっこ〉ともいう。歩行中の肩の上下運動,体幹の左右前後への異常な振れ下肢の運び,歩幅,体重を支える立脚期からその脚を地面から離して前方に進める遊脚期への時間的間隔などを総合的に分析して,歩行が異常か正常かを判定する。しかし,実際にはどこまでが正常で,どこからが異常かの判定はなかなか困難である。正常人でも歩き方には癖があるし,同一人でも履物の種類やどのような衣服を着ているかによって歩行は変わってくる。

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大辞林 第三版の解説

はこう【跛行】

( 名 ) スル
片足をひいて行くこと。
物事が釣り合いのとれない状態で進行すること。 「 -景気」 「 -状態」

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精選版 日本国語大辞典の解説

は‐こう ‥カウ【跛行】

〘名〙
① 片足をひきずるようにして歩くこと。
※魔都(1937‐38)〈久生十蘭〉二二「左足に軽度の(ハコウ)癖があります」
② 複数の物事がつりあいのとれない状態のまま進行すること。「跛行的」
※文法学者も戦争を呪詛し得ることについて(1948)〈渡辺一夫〉「跛行(ハコウ)をつづけながら醜い裸形をさらしている祖国とは格段の違いのある」

ひ‐こう ‥カウ【跛行】

〘名〙 (「ひ」は「跛」の漢音) ⇒はこう(跛行)

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世界大百科事典内の跛行の言及

【骨肉腫】より

…このような関節痛を生じる疾患は非常に多く,膝関節痛が生じたら直ちに骨肉腫と考えることはないが,疼痛が持続したり,腫張が生じた場合は専門医へ受診する必要がある。疼痛は最初は運動時の疼痛で間欠的であるが,やがて疼痛は持続的となり,病巣部に一致して腫張や関節の可動性制限を生じるようになり,大腿骨や脛骨発生例では疼痛のために跛行を生じ,上腕骨上端発生例では肩関節の運動制限を生じるようになる。病気の進行につれ,病巣部に一致して静脈怒張,局所熱感,圧痛などを生じる。…

※「跛行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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