精選版 日本国語大辞典 「金時・公時」の意味・読み・例文・類語
きんとき【金時・公時】
※今昔(1120頃か)二八「平の貞道、平の季武、の公時と云ふ三人の兵有けり」
※雑俳・柳多留‐六(1771)「金時は鬼が出ないとねかしもの」
[2] 〘名〙
① (一)をかたどった人形。金太郎。赤ら顔であるところから、顔の赤い人をたとえてもいう。
③ 「きんときまめ(金時豆)」「きんときあずき(金時小豆)」の略。
※雑俳・柳多留‐五八(1811)「金時を升で斗るはこく問屋」
⑤ 「きんときささげ(金時豇豆)」の略。
⑥ ササゲを砂糖で甘く煮たもの。子どもの菓子や、おやつの食物とした。
※歌舞伎・彩入御伽草(おつま八郎兵衛)(1808)序幕「金時(キントキ)を売った男でござりやすが」
⑦ 氷水の一つ。小豆(あずき)を砂糖で煮たものに氷水をかけたもの。
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