金沢仏壇(読み)かなざわぶつだん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「金沢仏壇」の解説

金沢仏壇[仏壇・仏具]
かなざわぶつだん

北陸甲信越地方、石川県の地域ブランド。
金沢市において主要な生産工程が行われた仏壇起源は江戸時代初期に遡るといわれる。金沢では浄土真宗が信仰されていたこと、加賀藩主によって工芸が奨励されたことなどを理由に、金沢で仏壇がつくられるようになった。金沢特産の金箔を多用した蒔絵が美しい。1976(昭和51)年6月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。2006(平成18)年11月、特許庁地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5003045号。地域団体商標の権利者は、金沢仏壇商工業協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「金沢仏壇」の解説

金沢仏壇

石川県金沢市で生産される仏壇。製造の起源は17世紀に遡る。加賀蒔絵技術を受け継ぐ上品な蒔絵装飾が特徴。国指定伝統的工芸品。

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