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金石録 きんせきろくJin-shi-lu; Chin-shih-lu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金石録
きんせきろく
Jin-shi-lu; Chin-shih-lu

中国の金石学に関する書籍。宋の趙明誠の撰。 30巻。宣和年間 (1119~25) 刊。金石学に学問的基礎を与えたといわれる欧陽修の『集古録』 (10巻) にならって編纂された。前の 10巻には,三代の鐘,鼎,鬲,盤などの銘,ならびに秦,漢から隋,唐,五代にいたる石刻,石室画像,造像記,宝塔銘,舎利塔銘など金石目2万を載せ,あとの 20巻には考証として跋尾 502編を収めている。金文,石刻の収集,編纂には,彼の妻李清照の内助の功が大きかった。

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世界大百科事典 第2版の解説

きんせきろく【金石録 Jīn shí lù】

中国,宋代の趙明誠の著。30巻。初めの10巻は古代から五代までの古銅器銘文と石刻文2000点の目録,あとの20巻はその中の502点についての考証である。著録はすべて自分の収集した拓本により,体裁は先輩の欧陽修の《集古録跋尾(ばつび)》にならった。巻末に付された趙明誠の妻である李清照の跋は,名文として知られている。清代の葉苞(しようらんほう)の《金石録補》《続跋》は本書未著録の金石文を補ったもの。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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