金突(読み)かなつき

精選版 日本国語大辞典 「金突」の意味・読み・例文・類語

かな‐つき【金突】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 魚を突く道具もりの類。
    1. [初出の実例]「かなつきと申す物を持て鯉の下るを突きけるを見て」(出典:山家集(12C後)下)
  3. 古く、海戦の時、敵船の胴を突き破るのに用いた撞木(しゅもく)形の武器
  4. 平たい、先の尖った鉄に長い柄をつけた道具。井戸を掘る時などに用いた。
    1. [初出の実例]「鶴のはし、かなつき、鋤、鍬はいふにおよばず、種々の道具数をしらず」(出典:宗長手記(1522‐27)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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