金釘木(読み)かなくぎのき

精選版 日本国語大辞典 「金釘木」の意味・読み・例文・類語

かなくぎ‐の‐き【金釘木】

  1. 〘 名詞 〙 クスノキ科の落葉高木。千葉県以西の暖地山野に生える。高さ五~六メートルで時に一〇メートルを超える。樹皮は黄白色を帯びる。葉は六~一〇ミリメートルの柄があって互生し、長さ五~一五センチメートル、幅一・五~二・五センチメートルの長楕円形。若葉裏面には短毛を生じる。雌雄異株。春、新枝の葉腋(ようえき)に淡黄色のがく片の六枚ある花を十数個つける。果実は直径五~六ミリメートルの球形の液果で一〇月頃赤熟する。同属のヤマコウバシは葉の長さが四~八センチメートル、果実の径が六~七ミリメートルで黒熟するなどのほかは類似する。材は楊子や細工物に用いられる。かなくぎ。かねくぎ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ようえき 名詞

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む