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金門島砲撃事件 きんもんとうほうげきじけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金門島砲撃事件
きんもんとうほうげきじけん

1958年8月 23日中国人民解放軍が,台湾国民党の支配下にある金門島に砲撃を加えたことに始る事件。これによりいわゆる第2次台湾海峡危機が発生し,アメリカは「予防措置」として西海岸や地中海などから兵力を移動させ,台湾海峡に6隻の空母を集中し,国民党軍隊の補給護衛に参加した。アメリカのダレス国務長官は9月4日の声明で,強硬な姿勢を示しながらも米中会談再開や平和解決の希望に言及した。6日周恩来は会談再開に同意 (15日再開) 。中国側はアメリカの台湾海峡介入に反対する姿勢を示した。国防部長は 16日,アメリカ第7艦隊の金門島補給護衛停止を条件に1週間の砲撃停止を,さらに 25日アメリカ軍の不介入を条件に,奇数日に砲撃,偶数日に砲撃停止を宣言し,アメリカはこれに応じた。以後,奇数日にはアモイ島から中国軍が,偶数日には国民党軍が金門島から1日おきに砲撃しあうという儀式的戦争を残したが危機は去った。

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